ルーちゃんと手をつないで。

妊活、妊娠、出産、そして未熟児で生まれ少し発達の遅いルーちゃんのこと。

ルーちゃんの発達が遅くて、ひとつだけ良かったこと。

こんにちはエイミーです。

さっき、ふとこんなことを思いました。

ルーちゃんの発達が遅くて、良かったことがひとつだけあった。

 

それは、

子育てに自信満々で、思い上がった、嫌な母親にならなかったこと

です。

 

 

少し私自身の話をしますが、

自分で言うのも何ですが、長年私は自分が優秀な人間だと思っていました。

私は幼い頃から落ち着きがあり優秀で手がかからず(母親の証言)、

勉強が大好きでした。

小学校では毎年学級委員長に選ばれ、中学の成績は常に学年トップ、

そのまま県立トップの進学校に進学、国立大に合格し、大学院まで進学しました。

大学からはだいぶ遊び呆けたので成績は落ちましたが、勉強が好きなことには変わりなく、大学院ではちょっとマニアックな研究に専念しました。

こんな感じの上々な人生でしたので、

もちろん自分に生まれてくる子どもは、自分の子どもの頃に似て

優秀で落ち着きがあり手がかからない勉強が好きな子だろうと、

心のどこかで思っていました。

 

まさか

これほどに落ち着きがなく気性が荒く育てにくい、しかも

障害があるかもしれないほど発達が遅れるような子が生まれるとは

想像すらしませんでした。

 

出産前に私が想像していたことといえば、

発達の遅れとか、障害とか、療育とか、そんなものとは無関係で、

どんな習い事をさせようか、とか

どんな分野に興味を持つだろう、とか

もっと大きくなったら

少し難しめの本を読んでお互いの解釈について討論してみたい、とか

大学受験のときには私も一緒に勉強し直したいな、とか

子どもと一緒に学問を楽しみたい、とばかり思っていたのに。

だから発達が追いつかないかもしれない、と言われたとき

私が子どもとの未来にに思い描いていた夢が

すべて崩れてしまった気がしました。

 

 

 

でもふと思ったのです。

もし本当に生まれてきた子が、予想通りの

優秀で落ち着きがあり手のかからない子どもだったら、

きっと私は今よりも

子育てに自信満々で、思い上がった、嫌な母親になっていただろうと思うのです。

 

もし、私が最初からそういう子を授かったならば、

きっと、子どもとは、子育てとは、これが普通なのだと勘違いしたはず。

だから今の私のような

子育てに苦労している母親と、育てにくそうなその子を見て、

口に出さないまでも、きっとこう思っただろうと思うのです。

 

「どうしてあの子、あんなことも出来ないのかな」

「教えなくたって自然とできるようになるよね、普通」

「子育てが下手なのかな。もっとこんなふうにしてみたらいいのに」

「あんなふうに泣いて暴れるなんて大変そう。うちはおとなしい子でよかった!」

「どの子と比べても、やっぱりうちの子が一番優秀!」

 

このブログもきっと、

我が子の優秀自慢、自分の育児スキルの高さ自慢、我が家のハッピーな子育て自慢、

そして上から目線のアドバイスで溢れかえった、世にも恐ろしいブログになっていたと思うのです。

 

でも、だからと言って、

ルーちゃんに障害があってよかった、ということには絶対ならないんですが。

 

世にも恐ろしいブログになっていようが、

私が嫌な母親になってみんなに嫌われようが、

ルーちゃんが普通に育っていたのだとしたら、もちろんその方がずっとよかった(笑)。

 

でもそんな仮定はしても仕方のないことだから、

こんな状況でも、いいことはあった、と前向きに捉えたい、と思うのです。

 

もしかしたら私がもともと思い上がった嫌な人間だったから、

神様が、自分を見直すきっかけを与えてくれたのかもしれない。

なんて思ったりするけど、

でもそんなことのためにルーちゃんが犠牲になったんだとしたら、私は神様を許さないので、

(いや、私の性格の悪さを直すために神様もそこまでしないか笑)

もともとこういうふうにしか生まれることのできなかったルーちゃんを

適材適所な場所に誕生させたのだ、と考えることにする。

 

 

あ、あとひとつあった。

今まで私は、特に知的能力の高さに人としての価値を認めてしまいがちだったが、

ルーちゃんのために考えを改めた。

頭が良いか悪いかなんて、どうでもいい。

毎日、健康で、楽しく、幸せに人生を送れれば、それでいい。

それが生きるのに最も重要なことだと思うから。

 

もし他人よりも能力が低くて、

他人よりも勉強ができなくて、

他人よりも給料が安くて、

他人よりも友達が少なくて、

恋愛や結婚が上手くいかなかったとしても、

それでもこの世に生まれてきてよかった、毎日生きていることが楽しいって思えるような人間に育ててあげたいと心から思う。

 

(誤解された方がいるので書き加えますが、私は発達に遅れのない子を持つとその母親はみんな他人を見下すような嫌な母親になる、と言いたかったわけでは決してありません。私はもともと勉強が得意で、思い上がった嫌な人間だったから、子どもまで優秀だったらもっと嫌な人間になっていたかもしれない、だから我が子のおかげで新しい価値観に気付けてよかった、という話です。発達に遅れのない子を持つお母さんの悪口を言ったわけではないので、誤解しないでくださいね)